超快適!Ryzen 7 4700u搭載ノートパソコン購入
日本HPの2 in 1 ノートPCを購入しまし、1ヶ月以上ハードに使用してみたのでレビューします。
楽天のHP公式ショップで購入しました。
スペックはこんな感じのコンバーチブルノートパソコンです。
MEM:16GB
SSD:512GB
画面サイズ:15インチ(解像度はFHD)
その他:Wi-Fi6対応
購入価格:99,000円(楽天ポイントを4,000ポイント使用)
購入理由・機種条件
1.普段は外付けキーボードを使用したいので省スペースのテントモードで使えるPCが欲しい
2.月に1,2回持ち運びするのでノートパソコンがいい
3.テンキーありのキーボードがいい
4.作業のしやすい15インチ以上がいい
5.CPUはRyzen 7がいい
6.wi-fiの調子が悪いのでどうせならwi-fi6環境にしたい
7.メモリ・SSDの増設・換装は面倒なので最初からMEM:16GB以上、SSD:512GB以上が良い
8.価格は10万円以下がいい
正直これだけの条件を満たせる製品はほぼありません。
他にはLenovo Thinkpad Eシリーズ、Lシリーズも検討しましたが、価格とスペックが両立しませんし、2 in 1タイプではないのでテントモードが利用できません。
現状では10万以下の場合、メモリ8GB、SSD:256GBまたは、メモリ16GB、SSD:256GBという構成がほとんどです。
他のメーカーの2 in 1 PCは14インチ以下でテンキーなしキーボードモデルしか無いので、本当に珍しいタイプのPCと言えます。
ENVY x360 15 コンバーチブルの良い所
テントモードが最高すぎる
普段の作業はお気に入りの外付けキーボードをつけて行いたいのですが、普通のノートPCでは結構邪魔になります。
以前使用していたThinkpad E570はキーボードの上に外付けキーボードを乗せて使用していました。
コンバーチブル タイプのノートPC独特のスタイルである、テントモードで作業するともの凄く使いやすいです。
写真のように使用していますが、キーボードと画面だけのような形になりますので、デスクもスッキリです。(キーボード正面のPCがENVY x360 15で左側がモバイルディスプレイです)
Ryzen 7と内臓GPUが早い
ノートパソコンでゲームはしませんが、動画の編集作業を行うことがあります。
ブルーレイ画質で2~3時間、ファイルサイズが5~10GB位の動画を、画質などを落とし、1時間程度に短くしてエンコードする作業を行っていますが、この作業が以下のようになりました。
Thinkpad E570:15~18分 (intel quick sync h.265)
ENVY x360 15:3~6分 (AMD VCE h.265)
両方ともハードウェアエンコードを利用しての時間ですが、E570の3~5倍ほど早くなり、非常に快適です。
キーボードが結構良い
ノートパソコンのキーボードはペチペチとした感じでストロークも浅かったり、
キーの配列が特殊で使いにくかったりますが、このENVY x360 15のキーボードは打ちやすい方だと思います。
タッチパネル採用&液晶パネルの剛性が高い
HP ENVY x360 15はコンバーチブルタイプなので、テントモードやタブレットモードで使用することを想定して作られているためか、液晶パネルがしっかりしており、たわみなどが感じられませんので安心して使えます。
また、この値段でタッチパネルの液晶になるので、タッチ操作などをしたい人にはお得なのではないでしょうか。
液タブ代わりに使えそうな気がします。
USB type CがDisplay portモード対応
最近のノートパソコンは対応している事が増えましたが、ENVY x360 15のtype CもDisplay portモードに対応しています。
電源供給と映像出力がtype Cケーブルだけでまかなえる為、type Cケーブルを1本繋ぐだけで簡単にデュアルディスプレイが実現できます。
中央がテントモードのENVY x360 15で左側が13インチのモバイルディスプレイですがtype Cケーブルを繋げてあるだけです。
ENVY x360 15 コンバーチブルの悪い所
テントモード・タブレットモードで電源が入らない
この機種の一番の問題点だと思います。
ここだけは買ってから非常に後悔してるので、私と同じ様な使い方をしたい方は要注意です。
これ、何故この様な仕様にしたのか本当に謎です。
この機種は写真のように電源ボタンがキーボードの一部にあります。
テントモード・タブレットモードの時にはキーボードが利用できなくなるので、電源も入らないという事になります。
常時テントモードやタブレットモードで利用したい人は、ノーボパソコン状態で電源を入れてから、テントモードやタブレットモードにする必要があります。
私はほぼ毎日テントモードで利用したいのですが、電源を入れるのが非常に面倒ですし、ヒンジ部分も毎日テントモードにしていると耐久性が心配になります。
公式サイトの写真を見ると13インチモデルもキーボードに電源ボタンがありそうなので、テントモード・タブレットモードでの電源投入は出来ないと思います。
ちなみにENVYではなくspectraシリーズなど、他のコンバーチブルの機種は、電源ボタンが本体側面等にあり、テントモード・タブレットモードでの電源投入が可能とカスタマーサポートに言われました。
気になる方は購入前にサポートに電源ボタンの位置や、テントモード・タブレットモードでの電源投入が可能か、よく確認したほうが良いと思います。
ポート類が少ない
USB3(type C)x1
SDカードスロットx1
HDMI x1
ヘッドホン端子 x1
薄型でスタイリッシュ、タブレットモードなどで利用することを考えると仕方ないのかもしれませんが、type AのUSBが3つはほしいです。
SDカードの読み書きにラグが感じられる
初期状態で使用していると、SDカードへの書き込み、読み込みが開始された瞬間にちょっとした引っかかりの様なものを感じます。
書き込み、読み込みが開始されてしまえば特に問題ないのですが。
※こちらはその後、公式サイトの更新ドライバを適用したところ改善しました。
メモリ増設不可・ストレージ換装が難しい
分解していませんが、メモリはオンボードなので取り外し不可で交換増設できないようです。
ストレージ換装を行いたい場合は、本体裏面のゴム足を剥がして、裏面パネルを全部外すという作業が要りるようです。
最近は裏面の一部のネジを1、2本外せばメモリ・ストレージ部分だけに簡単にアクセスできるという仕様も珍しくないので、同じ様にしてほしいですね。
ファンの音・ファンの位置
動画のエンコード時や高付加時にはファンが回りますが、このファンの音がキーンという甲高い金属音が混ざった音で、ちょっとうるさいです。
ファーとかサァーといった感じであれば良かったと思います。
また、ファンの位置ですが、タブレットモード利用を考えて裏面に排気できないので、テントモードにした時に真上部分に来る部分に配置されています。
通常モードやタブレットモードでは良いのですが、常時テントモードで利用する場合はホコリが入り放題です。
光学ドライブも無いので、側面にしてほしかったかなと思います。
サポート体制が弱い
最初の不満点で、電源ボタンの問題を書きましたが、実はこの製品仕様を知るためにサポートを利用しました。
まず、サポートは専用ソフトのAIチャット、公式LINE、公式twitterアカウントのいずれかに連絡する必要があります。
AIチャット、公式LINEは自動応答の末、公式サイトのQ&Aに飛ばされるだけで細かい対応はできません。
公式twitterアカウントにDMする必要があります。
今回の場合、以下の様なやり取りをしました。
1.公式TwitterにDMしテントモード・タブレットモードで電源が入らないのは仕様か質問
2.同じ機種は手元にないが”他の機種はどのモードでも電源投入が可能”なので不具合の可能性があり、不具合確認の為BIOS初期化など試してほしいと回答をもらう
3.教えてもらった方法では変化なしと回答すると、サポートの電話番号を告げられ、サポートに電話連絡
4.電話サポートでも”他の機種はどのモードでも電源投入が可能”なので初期不良ということで交換することになる
5.交換品が届くも、やはりテントモード・タブレットモードで電源投入ができないのでtwitterにDMすると翌日電話する旨を伝えられる
6.電話でテントモード・タブレットモードで電源投入ができないのは仕様であることを告げられる
この様な事があったわけですが、質問段階で”同じ機種で確認した人がいない”、”わざわざ一度交換を行い”、”製品仕様を知るまでに半月以上かかる”というなんとも微妙な結果になりました。
それに初期不良等の対応の窓口がSNSというのはちょっとどうなんだろう…と感じます。
HPやDELL、Lenovoといった外資系直販サイトはサポートにコストを掛けてない分安いというイメージがありましたが、この辺はやはり覚悟しておかなければいけないと思いますね。
まとめ
電源ボタンの問題だけが残念でなりませんが、テントモード+サブディスプレイが非常に使いやすく、おおむね満足です。
電源ボタンの件は、公式サイトに目に付きやすいように明記しておくべきだと思いますね。
ノートパソコン使ってるけど、結局、ディスプレイとキーボードは他のモノをつなげてるという方にはおすすめだと思います。
私は今回、楽天のお買い物周りイベントに合わせて他の日用品などと合わせて購入したため、ポイントが全部で2万円近くもらえました。
購入時に使用した4,000を上回るポイントが返ってきたので、欲しい方は楽天のお買い物周りやスーパーセールなどに合わせて購入することをおすすめします。
私が使用している周辺機器も以下に紹介しておきます。